戦場としての世界 自由世界を守るための闘い
冷戦に勝利したアメリカをはじめ、自由で開かれた国々は次の 3 つの誤った思い込みを抱いた 1. 冷戦の終わりは歴史の終わり、という説を受け入れてしまった
2. これまで国際関係を左右してきたルールは、新しい世界秩序の下では意味を持たなくなると決めつけた 国家が集まって共同で世界を統治することで、大国が競い合わなくなると考えた これらの思い込みは、自己満足と傲慢をもたらした → 重大な出来事が見過ごされてきた そして 「西側の資本主義的帝国主義こそが世界の諸問題の主因」 というようなニューレフト的な解釈が広がった 根底には、「強力なアメリカという存在は、世界の様々な問題の解決策の一部というより、多くの場合は原因である」 という前提がある
自国及び競争相手の歴史観を理解すること
「朝貢体制」 (かつて、皇帝が世界に君臨するために利用) の現代版の確立を目指している